2022年12月5日
講師;防災指導会(ぬくもり)代表者 藤永 正一 氏・・日本防災士会 防災士登録139117号
キーワード;自分の命は自分で守る‼
災害時の対応
【地震】●出口確保:閉じ込められないようにドアや窓の確認→いつでも脱出できるようにする。
●火事発生時:大きな声で「火事だ!」と叫び、直ぐに逃げる(初期消火は自分の背丈まで!)
●エレベーター内:全てのホールボタンを押し、止まった階で降りる。
●地下街:大きな柱や壁に身を寄せ待機。出口に殺到は危険!落ち着こう。
●オフィス街:上からの落下物に注意し頭部保護→速やかに離れる。
【水害】●膝下位の水深時→むやみに外に出ない!→足を取られたり、マンホールに落下の危険性あり!
【津波】●津波浸水危険予測地帯→速やかに高台やビルの3階以上に避難! 垂直避難! 引き波にも注意!
【台風】●地理的、建物的、身体的にリスクがある場合→早めに地域の避難所に移動しておく。
●避難用飲食物の備蓄は大事→家族人数×3日分
●むやみに外出しない!→危険物の飛来でのケガに注意!
消火器の使い方
●①ピン(ピンを抜く)→②ポン(ホースを外す)→③パン(グリップを強く握る)
最近は
①ポン(ホースを外す)→②ピン(ピンを抜く)→③パン(グリップを強く握る)
●あくまで初期消火→自分の背丈を超えたり 危険を感じたら直ぐに逃げる!
●噴射時間は15秒~20秒。火元目掛けて掃くように噴射→燃えている芯の消火が重要、再発火注意。
●グリップの中に指を入れない!→消火器は重いので転倒の可能性あり→転倒時指を挟んで切断の危険性あり!
●自分の背中側に出口を確保してから使用→安全な逃げ道確保は重要!
●消火器の有効期限に注意(8年くらい対応)→必ずラベルをチェック!→古いものは底が腐食し抜けてしまうと爆発の危険性あり!
●交換、再注入などは販売業者、もしくは地区で問い合わせ→消防署では対応不可
応急処置法
R ; rest 安静 I ; ice 冷却 C ; compression 圧迫 E ; elevation 挙上
【切傷】 ●流水で清潔にしてから処置
●ビニール袋か手袋などを利用して自分に怪我人の血が付かない様工夫。
●傷口を胸より上に上げる。
【捻挫】 ●ロープ、日本タオル、三角巾等伸びない物で足首固定
●靴は履いたまま→垂直になるよう固定。
【骨折】 ●厚い雑誌、段ボール、傘等身近に有る物で固定。
●三角巾やスーパーの袋を使い首にかけ腕を固定。
【火傷】 ●服は脱がさず上から水をかけ冷やす。
搬送
●担架での搬送時、頭は担架の外に出ないよう注意→落下に注意!
●搬送方向は運ぶ人の足のほうに移動→頭からだと恐怖心が出る。
●リーダーは声掛けをして搬送をリードし、搬送者を勇気づける。
心臓の位置と胸骨圧迫の方法
●圧迫する位置;胸の真ん中、胸骨の下半分
●圧迫方法;手掌基部で強く少なくとも5cmの深さで圧迫
救命処置の手順
①意識の確認;「もしもし、大丈夫ですか?」
左右の肩を交互に叩き意識確認。
②助けを呼ぶ
●応援要請の指示は服装などに特徴がある人を特定して依頼
●「119番通報お願いします!」
●「AEDを持ってきてください」
③呼吸確認;お腹の膨らみ確認
④胸骨圧迫開始;1分間に100~120回
強く! はやく! 絶え間なく!
脳に酸素を送り続ける→救急隊が到着するまで継続
◎119番通報した人は電話を切らずに、消防署員と現場の救急処置状況を報告し続ける。
◎民法698条緊急事務管理規定→悪意、重過失がない限り被災者から責任を問われることはない。
◎刑法37条緊急避難→故意、重過失でなければ 社会的相当行為として法的責任はない。
2022年12月5日 ボランティアガイドの皆さん
江戸時代から経済の中心地として栄えた大阪の、住まいと暮らしを紹介する専門ミュージアム
大阪市北区天神橋6-4-20住まい情報センタービル8階 06-6242-1170
約200年前 天保時代(1830~1844年)の大阪の街を再現した近世のフロアには、伝統工法で建てられた実物大の町家が並んでいる。
入場口では 懐かしい桂米朝師匠の耳に心地よい声での案内が聞こえる。
なにわ大坂 町家の一日・・・朝 明六つ;6時・・・・・・町の木戸門が開かれる
五つ;8時・・・・・・・店を開店
昼 九つ;12時・・・・・・午食;昼食
夜 四つ;10時頃・・・・・町の木戸門が閉じられ、町は深い眠りにつく。
江戸時代の伝統工法で作られた実物大の町家
小間物屋;丸屋
女性の元結や髪油、化粧品を扱う店。
唐物屋 ;疋田屋蝙蝠堂
この店だけは寛政の大火で焼け残った築後100年以上の建物という設定で、本瓦葺の大屋根と通り庇を持った古風な構えをしている。古さの演出として柱の外側は風触で木の目がたってザラザラと、内側は手ずれてつるりとなったように仕上げられている。
唐物屋の珍品
話題のエレキテルや渡来の珍品が並べられている。
呉服屋;布屋
店内は通り庭を挟んで上店と下店に分けられ、上店は絹を主とした太物や反物を扱い、下店は木綿や古手を扱っている。商品が陽に褪せないように表に長暖簾を吊り下げている。
薬屋座敷
町家の奥にある座敷では、床の間に掛け軸や花を飾って来客をもてなします。
座敷の奥には便所と内風呂まである。
合薬屋;肥後屋
江戸時代に実際にあった万能薬「ウルユス」を調製する店。
「空ス」をバラバラにしてカタカナ読みをすると ウルユス。お腹を空にする→つまりは下剤のこと。
中庭の奥の土間には水屋、四つ口の竃、走り、水瓶が並んでいる。
会所
町の寄り合いを行う施設。屋根の上には火の見櫓がある。
梯子には「町役人之外登るべからず」と書いた板がかかっている。
町代1人、下役2人
毎月二日は「二日寄り合い」と称して町内の家持による会議が行われ、この時には奥の座敷が使われる。寄り合いの後には飲食を共にするので、裏口から覗くと 座敷には膳が用意されていた。
裏長屋
前土間と一間か二間の居室が暮らしの場。狭い路地は隣人との付き合いや子供の遊び場、物干しの場に使われ、路地の奥には共同利用の井戸や便所が設けられていた。
大坂では畳や室内の建具などは借主が用意する裸貸しというシステムであった。部屋の大きさは畳を基準に決められるので、障子や襖といった建具の寸法も規格化されていて互換性があった。
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