まち歩き『国分寺と毛馬』編

日 時   :10月3日(月) 13時15分~15時

集合場所:住まい情報センタービル1階(天六)

コース    :住まい情報センタービル1階~亀岡街道~国分寺~鶴満寺~鶯塚~

毛馬閘門等毛馬施設~与謝蕪村生誕地碑と句碑

   天神橋6丁目交差点付近】

市内の幹線道路である天神橋筋と都島通りが交差しています。

大正14年(1925)新京阪鉄道が大阪側のターミナルとして天神橋に駅を置いた。これが現在の天神橋六丁目駅の直接のルーツで、当時の隣駅である長柄駅と共に関西初の高架駅として知られていました。昭和44年(1969)までは大阪市電が、昭和50年(1975)までは阪神北大阪線が地上に乗り入れていた。


 

大阪と亀岡を結ぶ旧街道≫

      【亀岡街道】

亀岡街道は、大阪市内高麗橋(起点)から天神橋筋を北上、長柄から吹田経て京都の亀岡まで結ぶ全長34kmの旧街道。古来から丹波の薪炭・農産物の大阪市内への輸送路で荷を積んだ馬や人の往来でいつも賑わっていたようです。現在の天神橋筋商店街はこの街道に沿って発展してきました。


 

≪最悪のガス漏れ事故≫

     【天六ガス爆発事故】

昭和45年(1970)4月8日夕刻、北区菅栄町(現・天神橋六丁目)の大阪市営地下鉄谷町線天神橋筋六丁目駅工事現場で起こったガス爆発事故で、死者79名、重軽症者420名の大参事となった。家屋の被害は全半焼が26戸、爆風でドアや窓ガラスが壊れた家屋は、1000戸以上に上った。


      【国分寺】

斉明天皇が659年、弟の孝徳天皇の菩提を祈るため長柄豊碕宮旧址に一宇を建立「長柄寺」と称された。その後聖武天皇により天平元年

(741)一国一寺の「国分寺創建の詔」を交付されると、既存の「長柄寺」を「摂津国国分寺」として定められた。しかし、幾度も戦火に晒され衰退するも明治末期に教昇大僧正によって再興され、戦後になり真言宗国分寺派大本山国分寺として現在に至る。金堂は昭和40年(1965)に落慶されたものである。


      【鶴満寺】

宗派は天台真盛宗  ご本尊  阿弥陀如来。奈良時代に創建され、宝暦3年(1753)に当時の豪商上田宗右衛門の発願によって大阪の地に移転された。時に忍鎧(にんが)上人を中興の祖として論旨 (りんじ)により七堂伽藍の美を尽くして復興された。同じく観音堂についても再建された。観音堂には西国三十三か所、秩父三十四か所、坂東三十三か所の各霊場の観音像が百体祀られており「百体観音」として親しまれている。現在の観音堂は昭和8年(1933)に興された。


       【鶯 塚】

昔、このあたり一帯は田畑で、小高くなったここだけが目立っていたようです。貞享3年(1686)在名の宝匡印塔が建っていることから墳丘と考えますが誰のものか不明。地元では「鶯塚」と呼ばれ、鶯にまつわる伝説が残っている。「長柄長者の姫の死後、鶯が後を追うように死んだため墓を作った」孝徳天皇の女官の鶯式部の墓が作られた」「元旦には鶯が必ず当地に来て春を告げたことから名付けられた」といった伝説が残っている。


≪旧淀川への船運の利便を担った施設≫

     【毛馬の第一閘門】

第一閘門は、内務省土木監督沖野忠雄の指導により淀川治水計画の一環として設計施行されたもので、両岸がレンガ造りとなっており、水路前後に鉄製観音開きの制水扉が設置され、両岸からハンドルを回して開け閉めしていた。現在は使われておらず、貴重な産業遺産として整備保存されている。平成20年(2008)6月に旧毛馬洗堰とともに国の重要文化財に指定された。

水路の長さは約80m水路幅員は約10m、側壁高さは約8m。


 

≪城壁になり損ねた石≫

     【毛馬の残念石】

江戸時代に大阪城を再築する時に伏見城から運ばれた石が、途中で運搬船から落ち淀川改修工事の際に引き上げられた。大阪城の石垣として、お役に立てず残念!”石”


≪三大巨匠として有名な浪速の俳人≫

     【蕪村生誕碑】

蕪村は享保元年(1716~1783)摂津国毛馬村(現都島区毛馬町)に生まれました。江戸中期の南宋画家・俳人、詩情あふれる独特の画境を開き、俳諧では感性的・浪漫的な俳風を生み出し芭蕉と並び称される人物。句碑は名作「春風馬提曲」の ”春風や提長うして家遠し”の句を本人の筆跡で刻んだもので、淀川改修百年記念として昭和53年(1978)に建てられた。


本日の街歩き(歴史探訪)は、”北区ガイドボランティア ヤジ馬ヤジ北”の皆様にご協力頂き

ました。引率並びに解説有難うございました。”感謝、感謝”です。

参加された皆さん!学びには苦が付きものお疲れ様でした。


2022年10月17日(月) 社会見学

※NHK大阪 BKプラザ1階と9階を見学

 1.BKプラザ1階見学・・・・・説明で得た豆知識!!

  1) BKプラザのBKの意味は?

   ⇒ 最初に開設された東京が(AK)、大阪は二番目なので(BK)、三番目は名古屋で(CK)

     因みに、放送局(無線局)にはコールサイン(呼び出し符号)が有り、これも開設の順番で

     東京は(JOAK)、大阪は(JOBK)となっているようです。

  2) 放送で使用する商品の名称(ラベル、包装)は独自に変更!!

   ⇒ 公共放送のNHKは企業名の入った商品は流せないので、ドラマ等で使う「ビール」、「菓子」は

     名称を変更した物を独自に作り使用しているとの事でした。

  3) ニュース番組やドラマの製作には、工夫を凝らし作り上げる工程について映像を交え説明受ける

   また、幼児番組の「ワクワクスタジオ」背景の記念映像に興じる。

  4) なりきり「クロマキーにチャレンジ!」スタジオで、各班希望者が「天気予報士」、「ニュースキャスター」また

    現地サプライズの「大阪空中散歩」の疑似体験は貴重な経験になったでしょう!!

 2.BKプラザ9階見学・・・・・製作現場の裏方について説明受ける!!

     1) 擬音の方法

    ① 波打ち音    :専用容器に入れた大豆を、左右に転がし寄せる波音を出す。

          ② 馬の闊歩音:砂に容器を叩き”カッポ、カッポ”の音を出す。

       ③ 雨音            :内輪の面に紐で吊り下げた豆を揺らす事で雨音を出す。

  2) 時間とコストを抑え、質は確保するドラマセットの製作工夫についての説明!!

   ⇒ 重厚感を出しながら軽量に作り上げる工夫が凄い・・・・流石プロ!!

    ・具体的事例:「瓦、マンホール、看板、ブロック塀、板塀etc」現物で説明受けた。

    

        ※BKプラザ案内係りの皆様、丁寧な説明有難うございました。

 

     断り:ファイルの容量不足で画像が取り込めず、文章掲載となりました。ご容赦ください。